トリミングサロンは自宅で開業できるの?

この記事のまとめ

トリミングサロンを自宅で開業するために必要な手続き・資格や、自宅で開業することのメリット・デメリットについて解説していきます。

目次

トリミングサロンとは?

トリミングサロン 概要

ペットのシャンプーやカットなどのケアをするペットの美容院のことをトリミングサロンといいます。

ペットの種類はほとんどが犬ですが、長毛種の猫などをトリミングすることもあります。

トリミングサロンでは、ペットのお手入れ全般である「グルーミング」と、毛をカットして美しく整える「トリミング」を行います。

グルーミングとはブラッシング・シャンプー・爪切り・耳掃除など、ペットの皮膚や被毛を清潔にし、健康に保つためのケアです。

飼い主が自宅でケアすることもできますが、手間がかかるためトリミングサロンに頼む飼い主も多いようです。

トリミングは、ハサミやバリカンを使って全身の毛を整えるケアをいいます。

夏場涼しく過ごすためにバリカンで短く刈るサマーカットや、プードルのテディベアカットのようなデザインカットなど、さまざまなカットスタイルがあり、飼い主の希望に沿ったカットを提供します。

なおトリミングサロンについては下記記事でも解説しています。

併せて読んでいただくと理解が深まるかもしれません。

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トリミングサロンはペットの美容室で、皮膚や被毛を清潔に保ったり、さまざまなカットを施してペットの美しさを引き出す場所です。

トリミングサロンは自宅で開業できるの?

トリミングサロン 自宅 開業

必要な手続きや資格を取得することで、トリミングサロンは自宅でも開業できます。

以下ではトリミングサロンを自宅で開業するために必要な手続き・資格や、自宅で開業することのメリット・デメリットについて解説していきます。

自宅でトリミングサロンを開業するために必要な手続き

トリミングサロン 自宅 開業 手続き

自宅でトリミングサロンを開業するために必要な手続きには、以下が挙げられます。

まず、個人事業を始める場合には税務署に開業届を提出しなければなりません。

開業届は事業を始めてから1か月以内を目安に提出しましょう。

必要書類は国税省HPからDLするか、最寄りの税務署でもらえます。

青色申告とは確定申告の種類のひとつです。

開業届を出すと申請でき、最大で65万円の控除が受けられます。

青色申告の申請は必須ではありません。

とはいえメリットが大きいので提出することをおすすめします。

そして動物取扱業者は、動物を扱う事業をする場合に必要な申請です。

店舗がある都道府県か政令市の保健所に届け出します。

注意点として申請の際に、動物取扱責任者となる店舗スタッフが必要です。

なお動物取扱責任者については、後述の必要な資格で詳しく解説します。

動物取扱業者に申請すると、保健所の検査を経て登録証が交付されます。

また店舗専用の電話回線は必須です。

というのも自宅と店舗の電話番号を共用すると不便な場合が多いからです。

銀行口座開設は、店舗の売上入金・カード引き落としなど事業に関連するもののみに使用する口座が必要なので新規開設が必須です。

自宅でトリミングサロンを開業するために必要な資格

トリミングサロン 自宅 開業 資格

トリミングサロンを開業するには「動物取扱責任者」の資格が必要です。

トリミングサロンを開業するために必要な手続きの「動物取扱業者」の申請の際、店舗に必ず1人「動物取扱責任者」を定めなければなりません。

自分1人で開業する場合には、動物取扱責任者の資格をもっていなければ開業できないので、必ず取得しましょう。

動物取扱責任者の資格取得には、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

以上の条件のいずれかを満たしていれば、都道府県が主催する講習会を受け、申請することで動物取扱責任者資格を取得できます。

取得後に動物取扱責任者登録書が交付されるので、動物取扱業者登録者と共にトリミングサロン内の見やすい場所に掲示します。

またトリミングサロン開業に必要なものを下記記事で紹介しています。

併せて読んでいただくと理解が深まるかもしれません。

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トリミングサロンを自宅で開業するメリット・デメリット

トリミングサロン 自宅 開業 メリット デメリット

トリミングサロンを自宅開業するメリットには以下が挙げられます。

メリット
  • コストが低い
  • 自分のペースで仕事できる

まず低コストで始められるのは大きなメリットです。

特に土地代や家賃が不要になるのは大きいです。

また自分のペースで働けることもメリットの一つです。

定休日や営業時間を自由に設定できるため家庭や育児との両立が容易になります。

一方、自宅で開業するデメリットには以下が挙げられます。

デメリット
  • 場所を選べない
  • 周りの理解が必要
  • 経理を自分でなければならない

まず、開業する場所を選べないことは一番のデメリットといえます。

立地は売上に大きく影響するので経営が軌道に乗るまで集客に苦労することも多いです。

また、同居する家族や近隣の住民から理解を得なければ開業はできません。

トリミングサロンでは鳴き声や動物の臭いが問題になります。

そのため近隣からクレームを受けたり家族の不満が溜まることがあります。

そのため家族の理解や近隣への配慮が求められます。

そして個人事業主になると経理を全て自分でする必要があります。

経理が苦手だと帳簿付けや確定申告に時間がかかってしまいます。

この場合は税理士に一任するのも一つです。

税理士は費用が高いイメージがあるかもしれません。

しかし小規模な事業主の場合は年間8万円程度が相場です。

つまり少額で事務作業から解放されトリミングに専念できます。

トリミングサロンは自宅でも開業できます。

トリミングサロンの開業に必要な資金は?

開業 資金

自宅でトリミングサロンを開業する際、以下の費用が必要になります。

  • 店舗改装費
  • ドッグバスやトリミング台などの設備導入費
  • 消耗品の購入費
  • 広告宣伝費

店舗を借りて開業する場合、資金は約1,000万円必要だといわれています。

しかし自宅で開業する場合、店舗の家賃や敷金・礼金がかかりません。

そのため初期費用を大きく抑えることができます。

実際、自宅の改装費として100万円から250万円が相場です。

また自宅での開業は、場所が選べず開業直後は集客に苦労するケースが多いです。

そのため広告や宣伝に注力する必要があります。

例えばチラシやで広告を出したり、店舗のHPやSNSを用意する必要があります。

開業時は認知度を上げることが必要なので広告宣伝費は10万円が相場です。

とはいえ最近ではInstagramやTwitterなどSNSを利用し無料で宣伝することも。

以上のように開業にはある程度まとまった資金が必要です。

ただ自己資金で開業の資金が賄えない場合、政策金融公庫からの借り入れも可能です。

政策金融公庫とは国が100%出資している公的金融機関で、個人事業主や中小企業を支援する組織です。

利率は銀行からの融資よりも低く設定されています。

また長期の借入もできます。

そのため運転資金を100万円ほど確保しておくと安心でしょう。

トリミングサロンを自宅で開業するには、100〜250万円ほど必要です。

自宅でトリミングサロンを開業するのはどのくらいの広さが必要?

自宅 開業 広さ

トリミングサロンの坪数は10〜30坪が一般的です。

ただ自宅で開業する場合にはそれほど広く場所をとれず、10坪ほどの小さな店舗が多いようです。

自宅兼トリミングサロンの場合、1階部分を店舗にし、2階を居住スペースにしたり、1階の一部分を改装し小さなスペースで開業する人、自宅の庭にコンテナ型のトリミングサロンを作る人などがいます。

ただあまり狭いとトリミングしにくかったり、ドッグバスやドライヤーなどの設備が搬入できないことがあるので注意しましょう。

トリミングサロンを自宅で開業する場合、10坪程度の小さなスペースで開業するケースが多く、また自宅の庭にコンテナ型のトリミングサロンを作る人もいます。

自宅を改装する時の注意点

自宅 改装 注意点

トリミングを自宅で開業すると費用を抑えられます。

そのため店舗を借りて開業するより手軽に始められます。

しかし、もちろん注意点もあります。

注意点
  • トリミングサロンを営業できる地域か確認
  • 自宅と店舗の入口を分ける
  • 騒音対策が必要
  • 壁材、床材に気をつける
  • 間取り確認
  • 電気容量確認
  • 水道設備容量に注意

まず地域によってはトリミングサロンを開業できない場所もあるので、必ず確認しましょう。

また自治体によっては自宅と店舗の入口を分けることを義務付けている場合があります。。

義務でなくとも防犯上、入り口は分けたほうが安心でしょう。

そしてトリミングサロンはお客様の犬が吠えて騒音トラブルが起きることもあります。

そのため施術室は防音にすることをおすすめします。

またトリミングで使用する施術室は、水汚れやペットの毛などで汚れやすくなります。

汚れると手軽にすぐ掃除できるよう防水性や殺菌性のある壁紙・床材がおすすめです。

次に自宅でのトリミングサロンは小さなスペースしか取れないことが多くあります。

そのため間取りによって大型の設備が入らないこともあります。

そうならないよう搬入経路や設備のサイズは確認する必要があります。

また大型設備により電気容量が足りなくなったり、水道設備の増加により水圧が低下してシャワーが弱くなることもあるので注意しましょう。

なおトリミングサロンの内装については下記記事でまとめています。

併せて読んでいただくと理解が深まるかもしれません。

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自宅でトリミングサロンを開業する場合には、トリミングサロンをできる地域なのか自治体へ確認や、電気・水道設備の確認など注意点が多くあります。

まとめ

まとめ

トリミングサロンを自宅で開業することは資金面や働きやすさの点でメリットが大きく、店舗を借りるよりも手軽に開業できます。

しかしその分自分でやらなければならない仕事も多くあります。

自治体への確認作業は念入りに行い、なるべく初期費用は多く用意したうえで開業できるといいでしょう。

また自宅兼トリミングサロンは家族や近隣からの理解が必要となるので、周りの人としっかりコミュニケーションをとりながら準備していきましょう。

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